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厳寒期のビッグリバーを攻略!in吉野川 |
「やったー!うれしー。」寒風吹きすさぶ深夜の吉野川にたったひとりほくそ笑む私がいた。
厳寒期に熱いフィールドとして、我が地元徳島には吉野川がある。毎年フィッシングショーの時期になると産卵後のシーバスが河口付近へと戻ってくる。なかでも通称「温泉前」と呼ばれるポイントでは秋と並んで大型が狙え、過去には90pオーバーをキャッチした話や惜しくも取り逃がした話。あるいはテトラに巻かれてどうしようもなくラインブレイクしてしまった話など等よく耳にする。そんな自己記録を更新するチャンスとあって、回遊待ちが苦手な私だがついつい通ってしまう。
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狙い目はやはり流れによる潮目がくっきりと現れる大潮がよく、水深のある河口部でも有効な流れができれば表層まで出てきてバイトする。 今シーズン私は、1月下旬の大潮から通いはじめたが、釣れてくるのは中型メインの痩せている個体ばかりだった。釣れていればまたたくまに情報は広まりアングラーも増えるポイントだが、見渡すところその姿は少ない。あまり芳しくないようである。それでもあきらめず次の大潮にも通ってみた。
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2月8日 |
2月8日。その日は寒波と雨の影響で状況は悪くなってしまったようだ。流れもいい流れができず、ダラダラと下げていくといった感じだ。ミノーを投げ倒したが全く反応がない。周りに入っていたアングラーは早々に引き揚げてしまい、目の届く範囲には誰もいなくなってしまった。気が付けば潮止まりまで1時間弱。ここまできたら最後までネバってやろう。このような広大なエリアではアピールの強いミノーが有利と考え実績も挙げてきたが、こうも反応がないのでは…(泣)。そこでファイナルウエポンすなわち「ゴム」の出番だ。表層でダメならボトムだ!とばかりにジグヘッドにローリングシャッドをセットし、足下の沈みテトラを狙ってみた。
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そしてその4投目、ややダウンクロスにキャストしカウントダウン。ゆっくりとスイミングさせていると、「ツン」と明確なアタリがあった。フックまでしっかりくわえ込むのを期待し、少し送り込んでからビシッとフッキングすると重量感が手元に伝わってきた。やがてネットに久々の80pオーバーが収まった。
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記録更新とまではいかなかったが、誰もがあきらめる状況の中ワームを駆使する事でアピールに変化を持たせ、バイトを引き出す事ができた。これまでミノー一辺倒だった温泉前攻略の幅が広がる1尾だった。
そして冷え切った体で冷たい水に手を浸けて優しくリリース。冒頭に記したようにニンマリと笑みを浮かべつつ「カイカン!」って、これって変態?
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